有川鴻哉のプロフィールと現在|コ〇ナで売上99.5%減→50倍成長を遂げたHotspring代表の軌跡

有川鴻哉のプロフィールと現在|コ〇ナで売上99.5%減→50倍成長を遂げたHotspring代表の軌跡

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有川鴻哉(ありかわ こうや)さんは、旅行予約サービス「こころから」を運営する株式会社Hotspringの代表取締役です。

Twitter名「アリコー」(@ari_kou)として知られる有川鴻哉は、早稲田大学を中退してスタートアップ業界に飛び込み、MERYのデザイン・SEO責任者を経て起業家・エンジェル投資家として活躍しています。

この記事では、有川鴻哉の経歴や設立したHotspring・こころからの現在について解説します。

有川鴻哉のプロフィールと経歴|早稲田中退からMERY責任者になるまで

有川鴻哉は1992年東京生まれ。旅行予約サービス「こころから」を運営する株式会社Hotspringの代表取締役であり、エンジェル投資家としても知られる人物です。ここでは、有川鴻哉の生い立ちから起業に至るまでの経歴を追います。

  • 中学受験・早稲田入学と反骨の生い立ち
  • 休学・退学とスタートアップ渡り歩き
  • MERYデザイン・SEO責任者への道
  • エンジェル投資開始と投資スタイル

中学受験・早稲田入学と反骨の生い立ち

有川鴻哉は1992年、東京で生まれました。地元の環境はヤンキーが多く、「このままでは自分の可能性が狭まってしまう」という危機感を早い段階から持っていたといいます。周囲の流れに乗るのではなく、自ら環境を変えようと中学受験を決断したのは本人の意思によるものです。努力の末に早稲田系の中高一貫校に合格し、新たな環境へと踏み出しました。

この中学受験で特筆すべきは、親から促されたのではなく自分自身が決めた行動という点です。「嫌な現実から逃げるのではなく、より良い環境に向かって自ら動く」この姿勢は、後に大学を中退してスタートアップ業界に飛び込む決断にも通じる、有川鴻哉の原点といえます。いわば反骨精神と合理的な思考が組み合わさった行動力が、幼いころから備わっていたのです。

中高一貫校を経て早稲田大学に進学した有川鴻哉は、10代のころからサイト制作やアフィリエイトに取り組み、インターネットビジネスへの関心を自然と育てていきました。在学中には次第にウェブの世界に引き込まれ、「授業よりも実際にモノを作り、動かすことへの興味」が勝っていきます。学業との両立を図りながらも、有川鴻哉の視点は常にリアルなビジネスの現場へと向いていました。やがてその興味は、大学という枠を超えた活動へと自然につながっていきます。

休学・退学とスタートアップ渡り歩き

有川鴻哉は早稲田大学在学中の2年次に休学し、その後退学を選びます。19歳のころからデザインを独学で学び始め、リアルなビジネスの現場で実力をつけたいという強い意欲がありました。「教室で学ぶよりも、現場で手を動かすほうが自分には向いている」という直感が、この決断を後押ししました。

休学後に有川鴻哉が拠点としたのは、東京・六本木のシェアオフィスです。そこには、のちにフリークアウト創業に携わる松山太河さんをはじめとするスタートアップ関係者が集まっていました。有川鴻哉は自然と彼らと交流を深め、スタートアップとはどういうものかを肌で感じる環境に身を置きます。フリークアウト初期のメンバーやCoineyのチーム、著名エンジェル投資家の佐俣アンリさんなどとの接点もこの時期に生まれ、起業家・投資家のリアルな声を間近で聞く機会を得ました。

その後、有川鴻哉は7社のスタートアップを業務委託で渡り歩きます。いずれも5〜10人規模の初期フェーズにある企業で、デザインや開発を中心に携わりながら、事業の立ち上げ現場を経験しました。特定の会社に腰を落ち着けるのではなく、複数の現場を短期間で経験することでスキルと人脈を同時に積み上げていった時期です。異なる業種・フェーズのスタートアップを経験したことは、後に起業家・投資家として複眼的な視点を持つ下地となりました。

MERYデザイン・SEO責任者への道

7社のスタートアップを経た有川鴻哉は、2013年に株式会社ペロリへと入社します。ペロリが運営していたのは、女性向けキュレーションメディア「MERY」です。有川鴻哉はそこでクリエイティブ部長とSEO部長を兼任し、デザインとSEO双方のリードを担いました。

ペロリ入社の経緯とクリエイティブ部の役割

有川鴻哉がペロリに入社したのは、スタートアップを渡り歩いた経験の中で積み上げたデザインとSEOの実績が評価されたためです。MERYはその後、月間利用者が1億を超える規模にまで成長したキュレーションメディアです。クリエイティブ部長として有川鴻哉が手がけたデザインの方向性や、ユーザーに刺さるビジュアル設計は、MERYのブランドを形成する重要な役割を果たしました。

SEO部長としても、記事の量と質を担保する仕組みを構築し、検索流入を拡大する戦略を推進しました。ユーザーが求める情報を的確に届けるためのSEO施策は、メディアの急成長を支えた基盤のひとつです。複数の役職を兼任しながらMERYの成長を牽引した経験は、有川鴻哉の経歴の中でも特に重要な時期といえます。

M&Aがエンジェル投資のきっかけになった理由

MERYを運営していた株式会社ペロリは、2014年にDeNAによって買収されます。この大規模なM&Aが、有川鴻哉がエンジェル投資家として歩み始めるきっかけとなりました。

M&Aによって手元に入った資金を、有川鴻哉は次世代のスタートアップ支援に充てることを決断します。スタートアップを渡り歩いた経験から、初期フェーズの企業が資金と人的サポートをいかに必要としているかを熟知していたからこそ、エンジェル投資という形での恩返しに価値を見出しました。自身が経験してきたスタートアップの現場をよく知る投資家として、資金面だけでなく事業上のアドバイスもできる存在を目指します。

エンジェル投資開始と投資スタイル

エンジェル投資家としての有川鴻哉の投資スタイルは、1社あたり100〜500万円というシードフェーズ向けの規模が特徴です。起業間もない創業者を初期の段階から支援し、事業の方向性が固まるまでのリスクを共に引き受けるスタンスをとっています。

主な投資先には、中古品の価格比較サービス「ヒカカク!」を運営するジラフ、動画レシピメディア「クラシル」を展開するdelyなどが含まれます。いずれも後に大きく成長したサービスであり、有川鴻哉の目利き力の高さがうかがえます。

投資先を選ぶ際、有川鴻哉が重視するのは「人が欲しがるものを作ろうとしているか」という視点です。MERYでのSEOやデザインの経験、Hotspringでの事業運営の経験を活かし、事業そのものへのアドバイスもできる投資家として起業家から信頼を得ています。エンジェルポート(Angel Port)に代表されるエンジェル投資家と起業家をつなぐマッチングプラットフォームが注目される中、有川鴻哉のように実業経験を持つエンジェル投資家の存在は、資金調達を超えた価値を提供します。

有川鴻哉が設立したHotspringとこころからの現在

2017年、有川鴻哉はエンジェル投資家としての活動と並行する形で、株式会社Hotspringを設立します。「こころから」「ズボラ旅 by こころから」というふたつの旅行予約サービスを軸に事業を展開し、コ〇ナ禍の試練を乗り越えた現在は海外旅行特化のスタートアップとして注目を集めています。

  • Hotspring設立と旅行サービスの始まり
  • コ〇ナ99.5%減からの奇跡的回復
  • LINE相談型の海外旅行予約サービス
  • 投資哲学とアリコーとしての活動
  • 有川鴻哉の経歴と現在まとめ

Hotspring設立と旅行サービスの始まり

有川鴻哉が株式会社Hotspringを設立したのは2017年5月のことです。「旅行をもっと身近に、もっと楽しく」という思いから立ち上げたHotspringが最初に手がけたのが、旅行予約サービス「こころから」です。

「こころから」は、ホテルや旅館を検索・予約できるサービスとして国内外の旅行者に向けてサービスを提供しました。さらに、「ズボラ旅 by こころから」という旅行プランの手配を最小限の手間で完結できるサービスも展開し、旅行初心者や計画が苦手なユーザーの需要を取り込みます。

そもそもなぜ旅行なのか。有川鴻哉自身が旅行を愛してやまない人物であり、京都には月に何度も足を運ぶほどの旅好きです。料理(包丁を研ぎ直すほど本格的)、散歩(2時間コースを楽しむ)、短歌、お酒など多彩な趣味を持つ有川鴻哉にとって、旅行は暮らしの一部でした。「自分が好きな旅行をもっとよくしたい」という原体験がビジネスの根底にあります。

なお、Hotspringのオフィスは東京・かっぱ橋の下町エリア(稲荷町駅近く)に80坪の広さで構えています。スタートアップらしいモダンなオフィス街ではなく「下町」を選んだのは、チームの独自カルチャーを育てながら固定費を抑えるという、有川鴻哉らしい合理的な判断です。

コ〇ナ99.5%減からの奇跡的回復

2020年、新型コ〇ナウイルスの感染拡大によって旅行業界は壊滅的な打撃を受けます。株式会社Hotspringも例外ではなく、売上はコ〇ナ前と比較して99.5%減という危機的な水準にまで落ち込みました。99.5%の減少は、ほぼゼロに近い状態です。多くの旅行系スタートアップが撤退や縮小を余儀なくされる中、有川鴻哉はどのような手を打ったのでしょうか。

GoToトラベルで月の流通額が億単位に

コ〇ナ禍に直面したHotspringがとった最初の策は、海外旅行から国内旅行へのピボットです。外出自粛や渡航制限によって海外旅行が事実上不可能になった状況を受け、国内旅行に特化したサービスへと素早く軸足を移しました。

この判断が功を奏したのが、政府の「GoToトラベル」キャンペーンの展開です。GoToトラベルによる旅行需要の急拡大の波に乗り、Hotspringの月間流通額は億単位にまで回復します。コ〇ナ禍という最悪の状況から、国内旅行サービスとして急成長を果たした瞬間でした。国内旅行市場への素早いピボットと、制度的な追い風を的確に捉えた判断力が、Hotspringを存続させた大きな要因です。

海外旅行にリソースを集中させた経営判断

GoToトラベル終了後、国内旅行市場が落ち着きを取り戻した2021年末、有川鴻哉は再び舵を切ります。Hotspringのリソースを、改めて海外旅行サービスの強化へと集中させる経営判断を下したのです。

「全国旅行支援への対応には相当量のリソースが必要になる。一時的な売上は作れても積み上がる価値が少ない」という判断から、国内旅行の追い風には乗らず、メイン事業である海外旅行プロダクトの磨き込みに集中しました。短期的な収益よりも、長期的に積み上がるサービスの価値を優先するという経営哲学が、この局面でも鮮明に表れています。

LINE相談型の海外旅行予約サービス

海外旅行に再集中したHotspringが打ち出したのが、LINEを使ったスタッフ相談型の旅行予約サービスです。ユーザーがLINEでスタッフに相談しながら海外旅行の計画を立て、そのままスムーズに予約まで完結できる仕組みです。

このサービスが評価された理由は、「旅行のプロに気軽に相談できる安心感」にあります。海外旅行は国内旅行に比べて手配が複雑になりやすく、「どこに泊まればいいのか」「ベストな航空券は?」「安全なエリアは?」といった疑問を抱えるユーザーは少なくありません。LINEというなじみのあるツールで専門スタッフと相談しながら進める体験は、旅行に不慣れなユーザーを中心に高い支持を集めました。

このLINE相談型サービスの開始後、Hotspringは2022年春から約50倍というペースで成長します。コ〇ナ禍で99.5%まで落ちた売上が、まったく異なるアプローチで再浮上したのです。株式会社HotspringはこのLINEサービスの成長を背景に、シリーズpreAラウンドで2度目の億単位の資金調達にも成功しています。VC・エンジェル投資家から資金と信頼を集め、海外旅行特化のスタートアップとしての存在感をさらに高めています。

投資哲学とアリコーとしての活動

有川鴻哉は起業家としての活動と並行して、エンジェル投資家「アリコー」としての顔も持ちます。Twitter(現X)でのID「@ari_kou」から取ったニックネームであり、noteやSNS上でもアリコーとして旅行・スタートアップ・投資に関する発信を行っています。

エンジェル投資家としての哲学について、有川鴻哉は「資金だけでなく、事業の知見やネットワークをセットで提供すること」を重視します。MERYでのSEOやデザインの経験、Hotspringでの事業運営の経験を持っているため、資金面以外のアドバイスも可能な投資家として起業家から支持されています。「極めたものを捨て去る覚悟に投資したい」というスタンスも、自身が大学を中退してスタートアップに飛び込んだ経験から生まれた哲学です。

エンジェルポート(Angel Port)のような投資家と起業家をつなぐマッチングプラットフォームが広がり、エンジェル投資家マッチングが以前よりも身近になっている中でも、有川鴻哉は自身のSNSや人的ネットワークを通じた紹介型のつながりも大切にしています。「信頼できる人を通じてつながる」関係こそが、長期的なスタートアップ支援の土台になると考えているからです。投資する際の金額は1社あたり100〜500万円が基本。シードフェーズに早期から関わり、起業家の伴走者となるのが有川鴻哉のスタイルです。

有川鴻哉の経歴と現在まとめ

  • 1992年東京生まれ。ヤンキーが多い環境から自ら中学受験を決断し、早稲田系中高一貫校に進学
  • 早稲田大学を2年次に休学、その後退学。六本木のシェアオフィスを拠点に7社のスタートアップを業務委託で経験
  • 2013年に株式会社ペロリへ入社し、MERYのクリエイティブ部長・SEO部長を担当
  • MERYのDeNAへのM&A(2014年)をきっかけにエンジェル投資家としての活動を開始。投資先にジラフ(ヒカカク!)・dely(クラシル)など
  • 2017年5月に株式会社Hotspringを設立。旅行予約サービス「こころから」「ズボラ旅 by こころから」を運営
  • コ〇ナ禍で売上99.5%減という危機を経験するも、国内旅行ピボット→GoToトラベルで月の流通額が億単位に回復
  • 2021年末から海外旅行に特化し、LINE相談型サービスで2022年春から約50倍の成長を実現
  • シリーズpreAで2度目の億単位の資金調達に成功
  • Twitter名「アリコー」(@ari_kou)でスタートアップ・旅行・投資に関する発信を継続中

有川鴻哉は、反骨精神で自らの環境を切り開き、スタートアップの現場で実力をつけ、コ〇ナ禍という試練を乗り越えてきた起業家です。エンジェル投資家「アリコー」としての顔も持ちながら次世代のスタートアップを支援し続ける彼の動向は、今後も多くの起業家から注目されるでしょう。

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