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ドラマ『仮面ライダーフォーゼ』や連続テレビ小説『あまちゃん』で知られる俳優の福士蒼汰さん。「父親は会社を経営している」「実家はお金持ち」という話を目にして、本当なのか気になった方も多いのではないでしょうか。
父親が会社を経営しているという話は、所属事務所の公式プロフィールでも、本人のインタビューや番組を伝えた報道でも確認できませんでした。
一方で福士さんは、父親を「ヒーロー」と呼び、声も話し方もそっくりだと語るなど、家族の話をたびたび明かしています。
この記事では、父親の職業の話がどこまで確認できるのかを整理したうえで、本人が語った父・母・姉2人とのエピソードを紹介します。
目次
福士蒼汰の父親は会社経営者?職業の話と人柄を整理
- 会社経営の話は確認できるか
- 幼い頃のヒーローだった父
- 温厚な父が一度だけ激怒
- 声も話し方も父にそっくり
まずは、父親の職業について確認できたことと、福士さん本人が語ってきた父親の人柄を見ていきます。
会社経営の話は確認できるか
福士蒼汰さんは1993年5月30日生まれ、東京都出身の俳優です。所属事務所は研音で、身長は183cm。雑誌に掲載された写真がきっかけでスカウトされ、2011年にドラマ『美咲ナンバーワン!!』で俳優デビューしました。
父親の職業について、確認できたことを先に一覧にしておきます。
| 父親の職業 | 公式プロフィールに記載なし |
| 会社経営の話 | 本人の発言や報道では確認できず |
| 本人が語る父 | 優しくおおらかで、口数は少なめ |
| 両親の働き方 | 共働きだったと本人が語っている |
| 家族構成 | 両親と姉2人の5人家族 |
| 出身地 | 公式に出ているのは東京都まで |
所属事務所の公式プロフィールに載っているのは、生年月日や出身地、身長、出演歴などです。家族の職業についての記載はありません。
インターネット上では「父親は会社を経営している」という話が、2017年に放送されたトーク番組での発言として広まっています。ところが、その放送回の内容を伝えた複数の記事を読んでも、父親の職業に触れた記述は見つかりませんでした。
この記事では、裏付けを確認できない会社の話は紹介せず、本人の言葉で確かめられる範囲をお伝えします。
本人のインタビューを年代順に読んでいくと、父親の仕事について出てくるのは「仕事が忙しい中」「両親は共働きだった」といった言葉までです。会社名や業種、役職を本人が語った記事は、確認した範囲では見当たりませんでした。
母親の勤務先や、父親が元スポーツ選手だといった話もインターネット上にはありますが、こちらも本人の発言や報道では確認できませんでした。
「実家はお金持ち」という見方についても同じです。家の場所や広さ、資産について、本人や事務所が明かした情報は確認できず、公式に出ているのは「東京都出身」までとなっています。父親は一般の方ですから、仕事の詳しい中身が表に出ていないのは自然なことでしょう。
ただ、職業が分からなくても、父親がどんな人なのかは本人の言葉からよく伝わってきます。福士さんは10年以上にわたり、取材や番組でくり返し父親への尊敬を口にしてきました。ここからは、その中身を順に見ていきます。
幼い頃のヒーローだった父
福士さんが父親について詳しく語ったのは、『仮面ライダーフォーゼ』に主演していた2012年のことです。子育て情報誌のインタビューで両親の人柄を聞かれ、「しっかり者で、何でもきちんとしている母と、基本的に優しくておおらかな父、という感じです」と答えています。
父親との思い出として挙げたのはキャッチボールでした。「父とはよくキャッチボールをして遊びました」と振り返り、いつでも自分のことを理解してくれて、物知りな人だとも話しています。
同じインタビューで福士さんは、子供の頃はかなりの人見知りで、家で一人で粘土遊びをすることが多かったとも話しています。そんな少年時代に、外で一緒に体を動かしてくれたのが父親でした。
体格の話も出てきます。身長183cmの福士さんよりも、父親のほうが背が高いのだそうです。長身は父親ゆずりなのかもしれません。
福士さんは幼い頃の父親を「ヒーロー」と呼び、その背中を見て育ったと振り返っています。
同じインタビューでは「今でも尊敬していますし、自分が父親になったときには、同じようになりたいと思います」とも語りました。ヒーロー役を演じていた時期に、自分にとってのヒーローは父親だと答えていたわけです。
この見方は、年月がたっても変わっていません。2024年1月に放送されたテレビ朝日系『徹子の部屋』では、父親について「口数は多い方ではないですけど、背中で語るというか、背中を見て育ったといいますか」と話しました。
続けて明かしたのが、子供の頃の日曜日の思い出です。「仕事が忙しい中、毎週日曜日にはバスを借りて動物園行ったり。運転をしてくれて」。仕事で忙しくても、日曜日になると家族を連れ出してくれる父親だったことが分かります。
2012年と2024年、12年離れた2つの発言に、どちらも「背中を見て育った」という言葉が出てきます。多くを語らず、行動で見せる父親の姿が、福士さんの中にずっと残っているのでしょう。番組では、福士さんに反抗期がなかったことも紹介されました。
温厚な父が一度だけ激怒
福士さんが語る父親は、とにかく穏やかな人です。2017年の女性誌のインタビューでは「すごくやさしいです。これまでの人生の中で、怒られた回数は片手で数えても足りるくらい」と話しています。怒ると怖いけれど、ふだんは本当に温厚なのだそうです。
そんな父親を、一度だけひどく怒らせたことがありました。2012年のインタビューで明かしたのは、幼い頃に姉とケンカをして、思わず姉の顔にパンチをしてしまったという出来事です。
そのときの父親について、福士さんは「普段は穏やかな父が、このときばかりは別人のように怒って、怖かったですね」と振り返っています。いつも優しい父親だからこそ、その怒りは強く心に刻まれたようです。
それ以来、福士さんには「女性に手を上げてはいけない」という強い思いが残り、絶対にできなくなったといいます。
福士さんはこの経験から、「ダメなものはダメ、と叱って子どもを納得させることは大切だと思います」とも語りました。めったに怒らない父親の一度きりの叱責が、大人になってからの考え方にまでつながっていることが分かります。
家の中での父親の役割についても、本人の言葉が残っています。福士家では「母が指摘をしたり案を考えたりして、それを父が決断する、というパターンが多いです」とのこと。母親が気づき、父親が決めるという形ができあがっていたようです。
以前は、母親と姉たち、そして福士さんが父親に相談に乗ってもらう関係がほとんどでした。それが2017年のインタビューでは、最近は父親のほうからも意見を求めてくれるようになったと話しています。
相談といっても、日常のささいなことだそうです。それでも、幼い頃に見ていた母親が父親に話しかける様子に似ていると感じて、うれしかったと振り返っています。
福士さんはその変化を「父という大黒柱のもとで、最近はそれを支える“小さな柱”になれてきたのでは、と感じています」と表現しました。父親は今でも家族にとって大きな存在であり中心で、それは一生変わらないとも話しています。
声も話し方も父にそっくり
福士さんと父親は、見た目や話し方までよく似ているそうです。2021年2月、主演ドラマ『神様のカルテ』の取材会で「自分にとって神様のような人は?」と聞かれた福士さんは、「パッと思い浮かぶのは父親」と答えました。
報道によると、尊敬する父親とは声も、手ぶりをつける話し方もそっくりなのだそうです。父親については「背中で(見せて)育ててくれた」と、感謝の思いも口にしています。
似ているのは声だけではありません。2017年のインタビューでは「考え方も話し方もそうだし、仕草もよく似てるって言われる」と明かしました。背格好もほぼ同じだといいます。
それを実感したのが、父親が若い頃に着ていたオーダーメイドのスーツに袖を通したときでした。「手足の長さがすべて同じ。ぴったりだったんです」。福士さんは、本当に父と息子なのだと実感したと笑いながら振り返っています。
父親の存在は、役づくりにも生きています。2018年公開の映画『曇天に笑う』で演じたのは、両親のいない三兄弟の長男で、弟たちにとっては父親代わりでもある役でした。姉が2人いる末っ子の福士さんにとっては、経験のない立場です。
そこで父親像の手本にしたのが、自分の父親でした。当時のインタビューでは「自分の父です。普段多くは喋らないのですが、自分が疑問に思ったことを聞くと、ちゃんと分かりやすく丁寧に教えてくれて。絶対的な信頼感と安心感があるんです」と話しています。
さらに「父親としてももちろんですが、一人の人間として尊敬をしています」とも続けました。親としてだけでなく、一人の大人として見ても尊敬できるという言葉です。
ちなみに、2016年のドラマ『モンタージュ 三億円事件奇譚』で、福士さんが演じた主人公の父親役を務めたのは唐沢寿明さんで、その若き日を野村周平さんが演じました。こちらはあくまで役の上の父子で、実の父親とは関係ありません。福士さんは唐沢さんについて「一緒のシーンは少なかったですが、いつも父のような大きな背中で見守ってくれているんです」と語っています。
福士蒼汰の父親と母・姉2人|家族5人の素顔
- 母は太陽のような人
- 5つ上と4つ上の姉が2人
- 両親が明かした真面目な素顔
- 毎週日曜は家族そろって夕食
- 福士蒼汰の父親と会社経営の話まとめ
ここからは、母親や2人の姉とのエピソード、そして両親が番組の取材に応じたときの話を見ていきます。
母は太陽のような人
福士さんは母親について、2024年1月の『徹子の部屋』で「太陽のような人。母がいるだけで場が和む」と話しました。口数の少ない父親とは対照的に、とても明るい人なのだそうです。
ほかのインタビューでも、母親の人柄は何度か語られています。2012年には「しっかり者で、何でもきちんとしている母」と紹介し、2017年には「母は江戸っ子の娘で、ちゃきちゃきっとしているんです」と明かしました。テキパキとした母親と穏やかな父親の関係が、とても好きだとも話しています。
母親の仕事についても、本人の言葉があります。2023年のインタビューで福士さんは「僕には姉が2人いて、母は最初は専業主婦でした」と振り返りました。3人目の子供である福士さんが生まれる頃に、もう大丈夫だろうと考えて仕事を始めたのだそうです。
母親は福士さんが生まれる頃に働き始め、両親は共働きで3人の子供を育てました。
仕事と子育てで忙しかったはずの母親ですが、福士さんは寂しさを感じなかったといいます。「仕事をしていて時間がなかったからといって、愛情が少なかった…みたいなことは、全然感じなかったんですよね」。一緒にいる時間の長さではなく、注いでくれた愛情の深さを覚えているという話でした。なお、母親の勤務先や仕事の内容については、本人は語っていません。
料理の思い出もあります。2016年のインタビューで家庭の味を聞かれた福士さんは、生姜焼きを挙げました。「母親が作る生姜焼きは、甘くて柔らかくておいしいです。隠し味にはちみつを使ってるって言ってました」。映画の撮影期間中には、自分でも作ってみたそうです。
子供の頃の福士さんは、なかなか頑固だったようです。母親に習い事を勧められても「やりたくない」と言って、まったく受け付けなかったと本人が明かしています。それでも2013年のインタビューでは、運転免許を取ったら最初に乗せたいのは母親だと話していました。
5つ上と4つ上の姉が2人
福士さんには姉が2人います。本人によると、姉は5つ上と4つ上で、福士さんは3人兄弟の末っ子です。2018年のインタビューで、姉から見た自分はどんな弟かと聞かれると「どちらかというと甘えん坊な弟、でしょうか(笑)」と答えました。
お腹が空いたと言うと、姉たちは何でも作ってくれるのだそうです。福士さんは「感謝しかないです」と話し、優しい姉にいつも甘えてしまうと明かしています。
姉との仲の良さは、デビューして間もない頃から変わっていません。2013年のインタビューでは、姉とケンカはしないと話し、お互いの部屋を行き来して、姉から着る服の相談をされることもあると紹介しました。一緒に買い物に出かけることもあったそうです。
2017年には「この間は、姉2人と映画に行きました。姉といるときは聞き役になります」とも語っています。自分から話すよりも、話を聞くほうが得意なのだといいます。
子供の頃の思い出にも、姉たちはよく登場します。実家ではトイプードルを飼っていて、飼い始めたのは福士さんが小学2年生のときでした。まだ散歩は任せてもらえず、姉2人と一緒に土手でボール投げをして遊んでいたそうです。
福士さんがディズニー作品を好きになったのも、姉の影響でした。2018年に出演したバラエティ番組で「記憶があるかないかくらいのときから一緒に観てて…」と話しています。物心がつく前から、姉たちの隣で同じ映画を見ていたことになります。
中学時代の福士さんは、極度の人見知りでした。2022年に出演したテレビ番組では、回転すし店で店員に声をかけられず、姉に耳打ちして代わりに注文してもらっていたと明かしています。困ったときに頼れる姉が、すぐそばにいたわけです。
女性の多い家庭で育ったことは、仕事にも役立っているようです。福士さんは「母親と姉が2人いて、父と僕という、女性のほうが多い家族構成で育ちました」と話し、女性の多い撮影現場でも気後れすることはあまりないと語りました。なお、姉は2人とも一般の方で、名前や仕事を本人は明かしていません。
両親が明かした真面目な素顔
福士さんの両親が番組の取材に応じたことがあります。2017年11月10日に放送されたTBS系のトーク番組『A-Studio』です。司会の笑福亭鶴瓶さんらが、福士さんの両親と高校時代の友人たちに事前に話を聞いていました。
報道によると、番組で紹介されたのは福士さんの真面目すぎる一面でした。『仮面ライダーフォーゼ』のオーディションに合格したとき、事務所から「まだ誰にも言ってはいけない」と言われ、それを親にも守り通したのだそうです。その結果、何も知らない親が予備校の授業料を振り込んでしまいました。
福士さんは「先にオーディションに受かったことを話していれば振り込まないで済んだ」と振り返っています。言いつけをそのまま守ってしまうところに、実直な性格が表れています。
事務所に入るときのエピソードも明かされました。母親もいる前で、事務所の社長に「レッスンはお金がいるんですか?」と尋ねたというのです。本人は「自分のために親がお金を払う。それで失敗したらいやだなと思ったのでちゃんと確認した」と理由を説明しました。
親に負担をかけたくないという気持ちが、高校生のうちからあったことが分かります。話を聞いた鶴瓶さんは「のほほんとしてるのに生き馬の目を抜くような世界で暮らせるのは、いい家庭に育ってるから」と、育った家庭をたたえました。
福士さんは、両親から指図されることがなかったと振り返り、「だから見習えた」と感謝を口にしています。
言葉で指図するのではなく、自分たちの姿を見せる。ここでも「背中を見て育った」という福士さんの言葉と重なる話が出てきます。なお、この放送回が「父親は会社経営」という話の出どころとされていますが、内容を伝えた記事に父親の職業は書かれていませんでした。
両親が見守る姿勢だったことは、別のインタビューからも分かります。人見知りだった福士さんは、自分を変えたいと考えて、友達が誰もいない高校を選びました。そこでダブルダッチの部に入り、人前に出る楽しさを知ったことが、俳優の道につながっています。
両親も息子の変化を感じていたそうです。福士さんは、自分から「やりたい」と決めたことだったので「見守ってくれていたんだと思います」と話しました。その後、2010年8月に事務所へ所属し、翌年には仮面ライダーの主役に抜てきされています。
毎週日曜は家族そろって夕食
福士家には、長く続いてきた習慣があります。2024年1月の『徹子の部屋』で紹介されたのは、忙しい中でも毎週日曜にはなるべく家族そろって食事をするようにしているという話でした。両親と姉2人、福士さんの5人で食卓を囲むのだそうです。
この習慣は、その場かぎりの話ではありません。2017年のインタビューでも、福士さんは「毎週1度は家族そろってゴハンを食べよう! という約束があります」と語っていました。それぞれの仕事の都合でなかなか難しいとしながらも、できる限り一緒に食べたいと話しています。
同じインタビューでは、家族の誕生日は必ず祝っているとも話しました。ケーキにろうそくを立て、電気を消して、みんなで歌を歌うのだといいます。本人は照れくさいと笑っていました。
誕生日について、福士さんには独特の考え方があります。『徹子の部屋』では、自分の誕生日は「生んでくれたのは両親だから」という思いから、「家族に対しては僕から祝うべき」と考えていると明かしました。
成人を迎えた2013年の誕生日には、両親に2人だけの温泉旅行をプレゼントしています。
プレゼントには、ひと工夫がありました。「喜んでくれました。手紙も送っておいて、向こうで手紙があるようにして」。旅先で両親が受け取れるように、あらかじめ手紙を送っておいたのです。
家族旅行の話もあります。2022年には、両親と姉2人を含む家族5人でインドネシアを旅行しました。番組では、旅先で母親が撮影した写真も紹介されています。
季節の行事も家族と一緒でした。2016年のインタビューでは、クリスマスは毎年、家族とチキンやケーキを食べ、ツリーに飾りつけをして過ごしていたと振り返っています。
こうした家族仲の良さは、デビュー当初から一貫しています。2013年のインタビューでは「家族みんなが仲良くて大好きです」「尊敬しているのも両親ですし」と話し、休みの日は姉たちとテレビを見たり、たわいもない話をしたりして過ごすと明かしていました。
学生時代には、部活帰りに家族の分まで焼き鳥を買って帰ることもあったそうです。家族に「今日は焼き鳥を買って帰りますが、何本いりますか?」とメールを送っていたと、2018年のインタビューで笑いながら振り返りました。
福士蒼汰の父親と会社経営の話まとめ
福士蒼汰さんの父親と家族について、確認できたことをまとめます。
- 父親が会社を経営しているという話は、公式プロフィール・本人の発言・報道では確認できなかった
- 本人が語っているのは「仕事が忙しい中」「両親は共働きだった」という範囲まで
- 父親は優しくおおらかな人で、福士さんにとって幼い頃の「ヒーロー」
- 姉の顔にパンチをしたとき、一度だけ父親に激しく怒られた
- 声や話し方、仕草、背格好まで父親にそっくりだと本人が語っている
- 母親は「太陽のような人」で、福士さんが生まれる頃に仕事を始めた
- 姉は5つ上と4つ上の2人で、福士さんは末っ子
- 2017年のトーク番組では、両親が取材に応じて真面目な素顔を明かした
- 毎週日曜はなるべく家族そろって食事をし、両親には温泉旅行を贈った
父親の職業は確認できませんでしたが、背中で語る父親と明るい母親、優しい2人の姉に囲まれて育ったことは、本人の言葉からはっきり伝わってきます。家族を大切にする福士蒼汰さんの、これからの活躍にも注目です。
